タイマッサージをする人なら一度は耳にする超有名マッサージ師、ピシェット先生の道場です。バンコクのピシット先生と混同されることも多いのですが、全くの別人です。
既に伝説のカリスママッサージ師ですが、死後、伝説を超えて神格化されていく可能性が濃厚ですので、今のうちに一度は行っておくことをお勧めします。(もちろん現在元気いっぱいですし、数十年は大丈夫だと思いますがタイのマッサージの先生は突然死んでしまうことも多々ありますので。)
ピシェット先生に直接施術をしてもらったり、一緒に写真を取っておけば孫の代まで自慢できます。

と、ミーハーな紹介をしてしまいましたが、ピシェット道場ではタイマッサージを行う上で重要な、心、体の使い方、センシングという3つのテーマについてとことんトレーニングします。ピシェット道場で一日だけでも過ごせば、タイマッサージへの向き合い方、考え方が劇的に変わると思います。ピシェット先生の施術については賛否両論ありますが、タイマッサージを志すなら、旅費をかけてでも行く価値はあります。なくなってしまったら永久に体験できませんし、一度でも行っておけば「私はピシェットから直接教えてもらったことがある」と自慢する人に対してコンプレックスを感じずに済みます。

ここは親切に教えてくれる「学校」ではありません。教えても身につかない、自分で観察し、考え、やってみて、感じる、その繰り返しで技は身につくという考え方で技を伝える「道場」です。

月~金の9:00頃からのレッスンは、まずは30分に渡るマントラ(お経)を唱えることから始まります。ですので、ピシェット道場で最初に学ぶのは三礼という、両膝両手を着いてのお祈りの姿勢です。

その後、ピシェット先生によるデモンストレーションが始まります。新しい生徒がいる場合は、その生徒の体の見立て、そして何をすべきかを説明し、実際に施術します。そのとき写真やビデオ撮影は認められているので生徒たちがパシャパシャ写真を撮ったりしています。

その後、当日習得する手技のレクチャーがあります。例えば座位で肩、首が凝っているかどうかの判断の仕方、そしてその解し方を、何人かの生徒を相手に実際にやって見せたり、やらせてみたり、しながら体の使い方を修整してくれます。かなり熱心に教えてくれます。生徒同士でその練習をしているうちに午前中が終わります。

お昼休みは1時間程度各自ゆっくり過ごします。人数が少ないときは昼食が提供されることもあります。

そして午後、患者さんが来たり、ピシェット先生が乗り乗りのときは午前中のようなことが行われることもありますが、大抵はピシェット師は寝ていたり、何か別の作業をしていたりで何も教えてくれません。でも安心です。ピシェット道場には数年以上滞在している弟子のような方が白人、日本人など数人いて、その人たちが教えてくれるのです。ただ、実はその人たちも生徒として受講料を毎日払っている人ですので、教えるのが当然と言うわけではなく、善意と自分の理解を深めるために教えてくれているのです。

セッションという形でお互いに、相手の体の状態に応じた施術を行ったり、当日のテーマについて議論しながら深め合ったりして午後の時間を過ごします。

一日1テーマでゆっくり進んでいくため、カリキュラムはありません。1日800バーツで、通った分だけ支払うというシステムです。

白い花等々を持参しないとだめ、といった話もネットには出ていますがそれほど厳密ではありません。仏教ですから寛容な精神、本人がしたければしてくれると嬉しいといった雰囲気です。ですので初日はとりあえず手ぶらで参加して、そのときにベテランの生徒さんにお供え物等々について聞いてみるのがいいでしょう。

行き方

ハンドンへの黄色ソンテウ(バス)はチェンマイ門のバス乗り場を出発しWualai通りを南下していきます。所要時間は30分程度、結構遠いです。右手にエアポートプラザを過ぎ、左手にカルフールを過ぎ、カートサーキット場を過ぎ、右手にAmerican Standardという青の巨大な看板が見えたら、その先数百メートルで降ろしてもらいます。20バーツか30バーツくらいだったと思います。
目印は下の写真の黄色バスの背景に見えている可愛い建物です。この建物はチェンマイから向かう場合道の右側になります。道場は道の左側になります。
そこから道場への行き方は、田舎の田んぼの中にあるようなところなので説明のしようがありません。ただ、毎朝バスを降りる白人が何人かいますから待ち構えていてその人に着いて行けば大丈夫でしょう。