ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、地震から昨日までのmixiの投稿、具体的にはタイ古式マッサージというコミュニティでのTさんの書き込み。

Tさんとは誰なのか、そして私とTさんはどういう関係なのか、知らない方はいろいろなことで誤解されていると思うので、ここで説明しておきたいと思う。

誤解1「東京の放射線の被害は深刻で、皆外出を控えている。こんな時期に講習会を行うことは参加者の外出を促すことになり非常識」

私の母親を含む地方在住の方に多いのですが「東京は危険だからマスクを着用するように!」と考えている方が多数いらっしゃるようです。実際には、ほとんどの方が地震前と同じように外出し、出勤しています。もちろん、今後原発が不測の事態に陥るという緊急事態になれば話は別ですが、あるいはその可能性が排除できないため、現時点でも警戒は続いていますが、講習会をしなければ別のところに外出するだけの話で、危険性など何も変わりませんし、そもそも現在の東京を、福島原発の半径30km以内と同一視するのは間違っています。

誤解2「主催者が金儲けのために危険な地域にワンディ先生を連れ出す」

ワンディ先生と私は師弟の関係でもありますが、親友でもあります。8年前に知り合って以来、何度もチェンマイを訪れ、そのたびにワンディは私のために何でもしてくれます。例えば、ピシェット先生に会いたいと言ったら、場所を教えるだけでなくわざわざ時間を割いて、ピシェット先生のところに連れて行ってくれます。逆に、ワンディも私に何でも相談しますし、私もワンディのために色々と世話を焼いてきました。たくさんの日本人にワンディスクールを紹介していますが、それは大好きなワンディを応援する、そして、多くの人にワンディ先生を紹介したいという気持ちからであって、それについても一切の金銭的収入はありません。ワンディが来日したいことは前々から知っていて、そんなワンディの望みを叶える為、T.T.さんを初めとして多くの人の協力をいただきながら今回の来日を実現させました。講習会を行うのはワンディは人から施しを受けるような人ではなく、自分の旅費は自分で稼ぐ、ためです。そして、この「日本でレッスンを行う」のが今回の旅行でワンディが最も楽しみにしている、そして結果的に必ずそうなるであろうメインイベントです。
そのような、師として尊敬し、そして親友として長年の付き合いのあるワンディを私が危険なところに連れて行くわけがありません。金儲けの道具にするわけもありません。

誤解3「主催者とTさんが犬猿の仲」

これについては特に多くの方が誤解していると思うのですが、私はTさんのことが好きです。というか、タイマッサージ界でTさん程愛されている人はいません。まだタイマッサージが日本で知られていない頃から、果敢にチェンマイ奥深くまで探訪し、多くのマッサージマスターを日本に紹介した功労者であることは間違いなく、また、複数の方から聞いているのですが、彼のタイマッサージの技術は確かにハイレベルということです。本人の言葉を信じるなら、麻痺患者を指圧で治せる、トリガーポイントの消失音を耳で聞きながら施術する、レベルのタイマッサージ師はほとんどいません。ただ、彼の場合は、黙っていれば噂がそれを伝えてくれるのに、待ちきれないで自分でしゃべってしまうから台無しなんですね、世間的には自慢する奴にろくなのはいないというのが定説なので。
そして確かに彼はトラブルメーカーなのですが、意外に致命的なことには至りません。今回の件も、まさかの結末でしたが、私は今回も結局は自分で収束するだろうと見ていました。根本的に「悪」ではないんですね。正義と悪が描かれる小説や童話に例えると、Tさんは悪役ではありません。物語をややこしくするトラブルメーカーです。指輪物語におけるスメアゴル(ゴクリ、ゴラム)、宇宙家族ロビンソンのドクタースミス、そういう役です。こいつさえいなければ、何の問題も起こらないのに! という困ったことを常に起こしてしまうのですが、それによって物語は面白くなり、なぜか常に許され、殺されることもありません。何をしても主人公達から愛され、許されます。本人の情けない顔を見ると、怒るのも馬鹿馬鹿しくなって脱力してしまうキャラクターであると同時に、家族の一員みたいな存在です。
で、これも誤解されていることかと思いますが、Tさんは私のことが嫌いどころか大好きなんです。以前、私が管理人をやっている掲示板で、彼が暴走し、ちょっとしたトラブルを起こしたために、私としたことが、一瞬激怒して彼の書き込みを全部消してしまったのですが、それを今でも根に持っているのですね。私と彼の関係はそれだけです。今となっては悪いことをしたと反省していますが、忙しかったこともあり、ネットやメールで彼とうまく会話することはできないような気がして、その後は彼に対して直接メッセージを送ることは控えています。でも、いつか彼がうまく人と接することができるようになり、彼の技術が認められて活躍する日が来るのを見守っています。タイマッサージ界のほとんどの人はそういう気持ちで彼を応援していると思っています。
彼の攻撃的なメール、これは実は喜びの爆発です、皮肉でもなんでもなく。
彼の書き込みに対して、それをいさめる書き込みや、彼が間違っていることを諭すメールを送るとびっくりするような不快な返答がされるのですが、実は彼は、嬉しくてしょうがないのです。何もかも裏返しの人物で、返信してくれるのが嬉しくて、そこからもっと自分のことをPRしたくて、そして、もっと相手をして欲しくて、ああいう反応を示すわけです。私は付き合いきれないので無視していますが、彼にとってはそれが一番こたえるようで、それが私への痛切な恨み(=愛情)に繋がっているようです。

彼が暴れたおかげで、ワンディ先生特別講習会をキャンセルしたり敬遠する方がいて、私もワンディも結構なダメージを受けましたが、今後は、原発も安定化し、無事講習会を開催できることを願っています。今からでも間に合いますので一人でも多くの方にご参加いただければと思います。
「こんな時期なのだから自粛を」というご意見もありますが、お祝い事や祭りならともかく、一生懸命仕事をするためのお勉強を自粛する必要はないと思っています。この勉強を生かしていい仕事をする。その収益は税金として被災地復興に役立つでしょうし、そこから寄付する事だって出来ます。自粛と称して、東京都民が勉強も仕事も辞めて家に引きこもってしまってはそれこそ被災地の方が可哀想です。物流や生産、建設だけでなく、すべての産業がこれまで以上に頑張って仕事をすることが一番いいことだと思います。今回の自粛騒動で観光地でも客が激減し苦境に陥っています。ワンディを連れて観光することも、今の日本には必要なことだというのが私の考えです