毎年ひどい花粉症に悩んでいる。当然、空気清浄機を使っているのだがそろそろHEPAフィルターが汚れてきたころだと思い、シーズン前に新しいのを買って交換した。今までのを捨てようかと思ったが余り汚れていない。そこで、それを何かに再利用できないか考えてみたのだが、ふと、部屋の吸気口につけたらいいのではないかと思いついた。花粉が入らないように花粉シーズンには窓は開けないので、酸欠にならないように換気扇は24時間回している。その換気の空気の入り口に設定すれば入ってくる空気が浄化されるという発想だ。HEPAフィルターを吸気口の大きさに切り取って周囲の隙間から空気が入って来ないようにテープで固定した(写真参照)。これをマンションすべて(といっても2か所だが)につけてみた。すると今年は朝起きたときに目ヤニで目が開かないこともなく、くしゃみ連発で腹筋が鍛えられることもなく、空気清浄機を止めていても極めて快適に過ごすことができた。外から帰ってきて服や体についた花粉を室内に持ち込んでも、換気扇が回っている限りきれいな空気がどんどん入ってきて花粉は排出されるので、時々刻々空気は浄化されていく。こんな簡単なことになぜ今まで気が付かなかったのか・・・

ばかなのか。。。

今まで何十年間も悩んできた花粉症だがこんな単純なことで解決できた。花粉症対策については以下の記事のようなのが一般的で、私が思いついた吸気口HEPAフィルターというのは見たことも聞いたこともないが、これが普及すると空気清浄機が売れなくなるし、花粉症の薬も売れなくなるので広まってはいけない禁断の知識なのだと思う。

コロナ予防と花粉対策、換気でどう両立する? 専門家に聞いた

コロナ対策も実は同じことが言える。島国という利点を生かし、空港にHEPAフィルターを設置し(←10日間強制隔離の例え)、ウイルス流入を止めれば変異ウイルスが入ってくることもなかった。台湾やニュージーランドはこれで完全にコロナ対策が成功している。日本は法律の問題なのか何なのかわからないが、できれば2週間家やホテルにいてね、とお願いするだけで実質的に隔離はない。少し前に浅草で外国人にインタビューしていたが「はい、今隔離期間中です。気分転換に外出してます」とにこやかに何の罪悪感もなく答えていた。これが現実である。どんどんウイルスが入って来るのに空気清浄機(←緊急事態宣言の例え)をぶんぶん回してもコストばかりかかり空気清浄機が止まればまたみるみる汚染される。

なぜ強制隔離をしないのか、できないのか、ネットでは多くの方が水際対策の強化を訴えているのにマスコミも野党もこのことを取り上げないのは謎だ。

ばかなのか。。。

人権絡みの法的な課題があるのかもしれないが、現在の休業要請よりもはるかにコストも安く済むし死人の数も、不幸になる人の数も減らすことができる。コロナ初期のころにファクターXとか、日本は清潔で几帳面なのでコロナが増えないと称賛されたことで慢心してしまったのか。ワクチン開発も自国でできず、水際対策も失敗し、日本という国が実はたいした国ではなかったと気が付くことは自分が大した人間ではないことに気が付いたときのように悲しいものがある。