なぜ、永遠の愛を誓い合った男女は3年経つと別れるのか?
NHKスペシャルによると、なんと恋のスイッチは18ヶ月-3年で切れてしまうのだと言う。なぜ切れるかというと、別の男女の組み合わせで新たな子供を生む方が多様な子孫を残し、環境の変化に対応して生存する確率が上がるかららしい。では、なぜ18ヶ月-3年はスイッチが切れないかと言うと、それが子供が乳離れするのに必要な期間だから男女が力を合わせて子供を守っていかないと生存確率が低くなるかららしい。
くびれを見て恋に落ち、タイマーが切れると好きでなくなる。
文学や芸術は恋愛こそ美の極致であり、別れも愛憎が織り成す心のドラマであると恋愛を心理的、感情的、そして人間のもっとも人間らしい、あるいは神秘的なものであると捉えてきた。
しかし、実際は本能に突き動かされているだけだというのが衝撃的である。「女性は子供を生む機械」と発言した大臣がいたが、恋愛に関しては男は女を「女性は子供を生む機械」と捉え、女は男を「男性は子供を守る機械」と捉えているというわけだ(これは恋愛についてだけの話であり、社会的な役割としては女性が男性と同様の役割を担っていることは言うまでもない)。
となると、結婚制度というのは3年後には苦痛以外のなにものでもなくなる。まあ離婚すればいいのだが、こんな番組を見ればそもそも結婚しない人も増えるだろう。既にそうなっているのが北欧の国々である。
しかしまあ、わかっていても恋愛は楽しいものだ。3年後に破綻するとわかっていても、突き進むのが一興というものだろう