要するに、どんなにいい商品でも、いいサービスでも、その存在を知られていなければこの世に存在していないのも同じ。誰も来ないのは当然のことであった。

この事態に気が付いたのはオープンから3日後、道行く人との会話で気が付いた。誰も何の店だかわかっていなかったのだ。

WEBサイトで告知したからといって、知ってもらえるかと言えばそれも甘い。WEBも実店舗も同じで、公開しても見ている人などほとんどいない。ワールドワイドウェブどころか、一日に一人も見ていないのが最初のWEBサイトだ。

これはやばい。急いで説明文を作成してカラープリンタでプリントして近所に配ったが焼け石に水である。カラープリンタの能力、コストでは数百枚が限度で、そんな数は一時間もすればなくなる。そして、そんな品質のプリントは二流感を示す効果しかない。依然として客は来ない。

続く