ヨガのメンバーの方からタイのお薦めマッサージサロンはどこかという質問をいただいた。

「来月タイに行ってき ます。せっかくなのでタイマッサージを受けたいと思います。おすすめなどありますか。(お忙しいところ厚かましいお伺いで、すみません。お手すきの時にでも教えて頂けると嬉しいです)」

お薦めは○○です。と即答したいところだが考え込んでしまった。ワットポー以外に思いつかないのだ。私がタイにいるときにも悩む。さあ今日はどこでタイマッサージを受けようかと考えたとき、遠くまで行くのもめんどくさく(自分でエクササイズをするのが面倒なめんどくさがり屋がマッサージを受けたいので)、結局、ホテルの中にあるサロンに行ったり、ホテルの横の安いサロンに行くことになる。そしてホテルの隣の安いサロンではほとんどの場合失望する・・・

質問した方には以下の回答をお送りした。

—-
タイのマッサージサロンですが、バンコクはタクシーでの移動は渋滞に巻き込まれ、地下鉄や高架鉄道は乗換とか電車を間違ったり、目的地まで結局タクシーを使うなど移動にずいぶん時間を取られます。ですので、以下のサイトで紹介している中で近いところに行くのがいいと思います。
または、とりあえずホテルの中にあるサロンに行っても値段は高くないはずです。ワットポー以外は結局、セラピストの当たりはずれで決まりますので、遠くまで行くよりホテルの方が当たりだったりすることもあります。

下記WEBサイトは私の感覚とかなり近いです。補足すると、ワットポーが一番手堅く、ヘルスランドがその次くらいです。有馬温泉は30年くらい前からスチュワーデスも通うサロンとして有名でしたが、私は行ったことはありません。

http://allabout.co.jp/gm/gc/378970/
http://allabout.co.jp/gm/gc/20545/

本当はスクールの先生にやってもらうのが一番ですが、予約とかちょっと面倒ですね。もしチェンマイに行かれるのでしたらものすごくうまい先生を何人か紹介しますのでお知らせください。

では気を付けて!
—-

補足すると、ワットポーというのは、ワットポー寺院境内とワットポーに隣接するスクール内にある施術所のことである。スクンビットにあるワットポーマッサージスクールスクンビット校併設のsuk39というサロンは別だ。ここは、ワットポー出身でないセラピストが多数雇用されているため、ワットポースタイルのマッサージを受けられるとは限らない。いや、受けられないことがほとんどである。

なぜワットポーがいいのかというと、それはワットポースタイルという手技にある。指をセットしてお尻を上げ下げするという極めてシンプルな動きを徹底しているのでセラピストの癖や個人差が出にくく、これが、下手な人に当たることがほとんどない理由だ。タイマッサージを習得しようとタイに行く方の多くは、長期間のコースがあるチェンマイに行き、ワットポースクールは観光スクールと蔑む方すらいるのだが、実は、ワットポースタイルを学ぶ方が上手なマッサージができる可能性が高い。

チェンマイにいる場合は、一般的な施術所としてはオールドメディソンホスピタルが安くて上手だが、ここも外れ(自分の好みではない)のセラピストに会うことはある。もし時間に余裕があれば、スクールの先生にやってもらうのが一番いいし、上手なタイマッサージはこういうものだったのかと、目から鱗が取れることだろう。受講生以外にもやってくれるお薦めの先生は、シンチャイ先生、チェンマイクラシックーアートのタノン先生、キム先生。痛いのが大丈夫ならワンディ先生、宗教教団の信者さん達に囲まれての施術が平気で遠くまで行ってもいいならピシェット先生。
ターペ門近くのレックチャイヤスクールの二人の先生も素晴らしく、料金が高くても近くがいい方には最適だ。
その他のスクールの先生ももちろん素晴らしいと思うので、一般の人に施術をしてくれるのか、ホテルのフロントの方に電話で聞いてもらえばいい。

これらの先生は昼間はスクールの先生をしている(シンチャイ先生は逆)ので、夕方以降か土日しか施術はできず、人気も高いので早めの予約が必要だ。街中のサロンに20回行っても当たらないような感動的な施術を確実に受けられるので是非一度体験すべきだと思う