さて、ハーブ玉について長々と書いてきたが、最後にハーブ玉セラピーの注意点について述べる。
まずは、どういう服装でやるかだろう。ハーブ玉は肌に直接当てるのが基本であるが、裸でやるわけではない。シャツやパンツを少しはだけて皮膚を出せば十分だからだ。ハーブの成分はすぐに洗えばシミになるようなものでもないので、通常の施術着を着てもらえばいい。
次に、ハーブ玉は何回使えるかという問題だが、10回くらいは使えるかもしれない。しかし、衛生上の問題もあるので、ほどほどのところで廃棄すべきだろう。一旦解いて、かき混ぜて結びなおせばハーブの成分を無駄なく使えるということは言えると思う。
最後にハーブ玉の輸入である。現段階では税関はハーブ玉についてうるさく言わないようだ。もちろん、生のハーブは植物検疫に引っかかるので輸入できない。しかし、ドライハーブは多くの人が苦もなく輸入している。税関の人がハーブ玉がどう使われるのかよく知らないからである。
肌に接触させるものだし、樟脳も入っている。厳密には化粧品(化粧品の輸入手続はかなり厄介)と言えなくもないのだが、今のところは幸い「単なる乾いたハーブ」として認識されているようだ。ハーブ玉で誰かが病気になったと言う問題も発生していない現状から考えると、しばらくこの状態は続くだろう。私も今回のタイ行きで、良質のハーブ玉を調達して、ハーブ玉レッスンを開こうかと考えている。
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