今日いらっしゃった方が、「ワットポーで何度かタイマッサージを受けたことがあるが、痛くて痛くてずっと我慢していた。タイマッサージはそういうものかと思っていたが、ここのは気持ちいいので驚いた」と話してくれた。

驚いたのは私の方だ。私の記憶ではワットポーはそんなに激しいマッサージはしない。ワットポーのマッサージ師はみんなレベルが揃っていてはずれがない。たまに強すぎることがあるが、我慢するほどではない。

話をよく聞いてみた。すると、そのときは体調があまり良くなかったということ。しかもそのときのマッサージ師が雑な人で、熱いハーブ玉を体におきっ放しにされてやけどまでしたということ。

何となくわかった。人による個人差や体調を考慮しないで画一的にマッサージをするとこういうことになる。相手の顔色を見ながら、あるいは、コミュニケーションを取りながらベストな圧力を探るということをしないとこうなる。私の友人でもあるワットポーの宮原さんなら大丈夫だっただろう。そういう細やかな心配りという面でやはり日本人には日本人の宮原さんが最高の選択肢だ。話も通じるし、話をしなくても体の反応も宮原さんなら見逃さないだろう。

あのワットポーでも、そういうことがあるのだということに驚いた。