当スクールの受講生は実に様々で、マッサージのプロの方も多い。特に多いのが、アロマオイルマッサージサロンのセラピスト、ヨガインストラクターの先生、そして鍼灸按摩マッサージの資格保有者。

当初私は、資格保有者の方はタイマッサージを蔑視しているという先入観を持っていた。だから、そういう方がいらっしゃると、タイマッサージが馬鹿にされるのではないかという不安を持っていた。しかし、それは全くの杞憂で、プロの方はベースとなる技術、そして技術の意味を見極める目を持っているので初めての方以上に、ピシットスタイルタイマッサージの奥深さをすぐに理解し、異口同音に「素晴らしい」と評価してくださる。特に40種類のストレッチは、日本の整体や按摩マッサージとは全く異なるようで、体の使い方や複合的にストレッチを決める効率の良さに「よく考えられている」「この方法を思いついたことがすごい」と言って下さり、とても嬉しい。

そういうご意見をいただく度に、改めてタイマッサージの、そしてピシット先生の偉大さに感動する。私が明確に気がついていなかったことも多く、一つの手技を決めるまでのステップ、ポジショニングには細かいところに深い意味が隠されている。

例えば日本の浮世絵は、海外に出ることでその世界的な評価が不動のものなり、かつて日本人が国際的な劣等感の下、安い版画だと思っていたものが、実は大変な知恵と芸術の結晶であり、欧米の美術作品以上に価値があるものだと知ることになった。

タイマッサージも世界に出て、多くの専門家の目に触れて、その価値が再認識されるものだと思う。私がそれを今、感じている。

特にピシット先生のタイマッサージは安全性、効果、効率、すべての面で恐ろしいほど吟味されている。繰り返し行うほどにそれを実感する毎日である