先週、タイに一週間ほど行っていたのだが、その間気になるのはお店への電話である。1週間不通になるのではお客様に申し訳ない。どうしようかと考えた。

まず、安直なのは携帯電話のローミングを使うことだ。ローミング対応の携帯電話なら海外でもそのまま使える。NTTのボイスワープでその携帯に転送設定すれば海外でも電話を受けられる。
しかし、この方法には問題がある。ローミングの料金がバカみたいに高い。しかも私の携帯電話はローミング対応ではない・・・

ならば、タイで携帯電話を買うのがいいだろう。そしてタイの携帯電話へボイスワープで転送すればいい。NTTひかり電話のタイへの国際通話は1分45円、それほど高くない。
設定しようとして気がついた。ボイスワープは海外の番号へ転送できないのだ!

行き詰まりそうになったが、需要のあるところにサービスはあるはずだ。それが市場経済だ。ネットで国際転送について検索してみた。すると、スマッシュコールというサービスがある。これを使えばボイスワープでも海外の電話番号に転送できる。しかも、1分20円と格安だ。スマッシュコールは転送だけでなく、国際電話も安くなるようだ。これから国際電話をするときはこれを使おう。

かくして、お店にかかってきた電話を非常に安くタイで受けることができた。お客さんはまさか、自分がバンコクにいる人と話しているとは思わなかっただろう。唯一の欠点は、呼び出し音がタイの呼び出し音になってしまうことである。プルルルではなく、ツー、ツーという日本の話中の音が長くなったような音だ。だから日本でお店にかけたつもりの人は、話中かと思ってすぐに切ってしまう。そんなことが何度かあった。

次回は、タイの携帯電話について語りたい