ワンディ先生が来日することになった。

そこで、タイへ国際電話をすることになったので、どうするのが一番安いか研究した。

NTTやKDDIの通常の国際通話料金は論外として、IP電話の料金は一分23円だ(ちなみにNTTひかり電話だと45円)。短時間なら、リーゾナブルといえる。ちょっとならこれで十分だろう。

しかし、国際電話カード(Neo-platinum)というものを使えば劇的に安い。BフレッツやADSLのような常時接続環境で、パソコンから電話すればなんと、一分2.5円である。タイの携帯電話にかけてもその料金なので、国内の固定電話や携帯にかけるよりも一桁安いというのは画期的だ。これを使おうかと思った。

しかし、一つ問題があった。購入単位が2000円なのだ。2000円ということは、13時間分ということになる。そんなに使うわけがない。

そこで、skypeを使うとどうか調べてみると、200円という料金で1カ月の間、60分も通話できる。一分3.3円の計算だ。安すぎるのではないかという安さだ。で、これを使ってみた。受話器は、前からskype用に使っている、1000円程度のもの。何度もかけてみたが、タイで通話しているような安定した音質で、ストレスなく会話できた。しかも、ただ同然の通話料金。

経済のグローバル化の賜物だが、こういう国際価格破壊が更なるグローバル化を促すのだろう。産業も雇用も海外に流出、そして海外から流入する環境は整ってきている