タイに行く楽しみはタイ料理(屋台飯)を食うことだったりするのだが、3日目になるとさすがに飽きる。昼のセンレックナーム、カオマンガイはまあいいのだが、夜はさて何を食おうかということになる。

そんなときは、韓国料理、中華料理、そしてもちろん日本料理、何でも選択肢はあるのだが、今回はインド料理を紹介したい。

バンコクにはパフラットというインド人街がある。ヤワラーという中華街に隣接していてエリアとしてはそれほど大きくなく、電車の駅があるわけでもないので場所はわかりにくい。初めてのときはタクシーでパフラットと告げるのがいいだろう。

パフラットの中心部は市場改装中で瓦礫の山になっているが、その周辺は健在だ。インド映画のDVD屋、インドのサリーの店、そして、インドの線香の匂いがここはインドかネパールかと錯覚させる。

その中で、私が大好きなのがインド料理の店。ここで食べられるカレー、ナン、タンドリーチキンは本当にうまい。タイのレッドな味に飽きたときには、パフラットのイエローな味に限る。タイに居ながらにしてインド旅行も楽しめる、バンコクのそういう底知れなさが心地いい