img3eff09b0b3b7ee0cd45dbタイマッサージの世界には守るべき心構えというものがある。

1.被施術者に対して慈悲の心を持ち、被施術者の見かけで応対を変えたりしない。
2.偉そうにすることなく、謙虚な心を持つ。間違っても、「治してやる!」というようなおごり高ぶった心は持たないこと。
3.被施術者の気配りに甘えて怠けたりしないこと。
4.絶えず細かい気配りをしなさい。
5.相手の幸せだけを考え、私利私欲をなくす。
6.自己の知識を見せびらかして、被施術者が信じてしまうような自慢をしない。
7.怠けない。手を抜かない。
8.公正公平にすること。えこひいきをしない。
9.運・不運、名誉・不名誉、賞賛・中傷、幸福・不幸、前進・後退等々を恐れず、すべてのものは自分の中に備わっていると信じて一心に施術にはげむこと。
10.邪心を持たないこと

当たり前のことと思うかもしれない。しかし人間とは弱いもので、仕事をしていると、ついつい自分のエゴが出てきてしまうものだ。経験を積み、一生懸命勉強をして、自分の技術に自信がついてきた頃が一番危ない。そこで謙虚で優しい心を持ち続けることができるかどうかが、本当のタイマッサージの施術者になれるかどうかの分かれ目といえるかもしれない。
ピシット先生、ワンディ先生、その他どの有名な先生も、「最も重要なことは心だ」と口を揃える。心がなければ、いくら技術レベルが高くても、いくら経験を積んでいても、それはタイマッサージとは言えない。