ハーブ玉(4)

ずいぶん更新をしていなかった。
ヨガスタジオでインストラクターが増えるのに伴い、スケジュールを作成したり、WEBサイトを更新したり、ちらしを作ったりしていた。全部一人でやっているので骨が折れる。春は勝負どころなので頑張りどころだ。

それも一段落した。

さて、ハーブ玉の続きである。ハーブ玉にはドライとウェット(ロー、生)の二種類があると言ったが、今回は生ハーブ玉の作り方だ。市販の生ハーブ玉は価格も高い。ならば手作りはどうか。

材料費は安い。しかし手間がものすごくかかる。5個のハーブ玉を作るのに1-2時間、重労働をしなければ作れない。重労働とは、ハーブをすりつぶす作業である。

写真左は原料を細かく切ったものだ。これをまずよくかき混ぜる。
次に、すり鉢を用意し(このすり鉢はタイ料理には欠かせないアイテム)、ハーブを適量入れてひたすらする、する、する。。。。

疲れる。こんなことをしなければならないなら、買ってきた方が楽だ。すぐにそういう誘惑に駆られる。しかし、タイマッサージの真髄は真心、手に汗して心を込めてすりつぶしたハーブ玉にこそ魂は宿る。愛する人のために人は何ができるだろうか、金を使うことしかできないのが現代人。タイマッサージの世界では、自らの手(&足)で相手を癒す。その思想に立てば、ハーブ玉も自分で作ってこそ真のタイマッサージだ。

などと、重労働をする自分を慰めながら、擂る、擦る、掏る、磨る・・・

続く

タイの焼肉食べ放題ビヤガーデン(3)

ビヤガーデン(?)なのでビールは欠かせない。屋外で飲むビールは格別である。日本では夏の天気のいい日にしか楽しめないビヤガーデンがタイでは毎日楽しめるのは(毎日は行かないが)嬉しい。

この写真を撮った当時は、Cheers Beer という新しいビールブランドが大々的に販売を始めた頃だった。タイでは、かつてはシンハビールの独壇場だったが、新興のビヤチャンの猛攻でシェアを奪われて以来、ビール戦争が続いている。キリンに取って代わったアサヒのようなものか。

で、こういうビヤガーデンではキャンペーンをやっていることが多い。キャンペーンといっても安く売っているわけではなく、バドガールのようなお姉さんがビールを持ってきてくれるだけだ。

満腹になりすっかり気分も良くなってホテルに帰ってきたが、飲み足りないのでビールを買ってきて飲むことにした。買ったのはもちろんCheers Beer。ビール会社の狙いは成功したようだ

タイの焼肉食べ放題ビヤガーデン(2)

レストランにはこんな感じで肉や魚介類が並ぶ。もちろん野菜も豊富だし、チャーハンだってある。好きなものを取って席に運ぶ。

できあがるとこんな感じだ。この店は鍋がセパレートになっているが、ジンギスカン鍋で周りで野菜を煮るタイプも多い。焼肉とタイスキが同時に楽しめる優れものである。

こういう店でよく出没するのがビール会社のキャンペーンガールである。どんな感じかは次回報告する。

タイの焼肉食べ放題ビヤガーデン(1)

ハーブ玉を作るのは疲れる作業だ。疲れた後はビールが最高。

ビヤガーデンもそうだが、ビールを飲むのは屋外に限る。特にタイでは屋内は冷房が効きすぎていることが多いので、夜の屋外の風にあたっているほうがよほど気持ちがいい。

屋外といえば屋台だが、屋台以外にもナイスなレストランがある。セルフサービスの食べ放題焼肉ガーデンだ。

タクシーの窓から見ていると、チェンマイやバンコクの国道沿いのようなところにそういうレストランはある。一般的にはとても大きいのですぐに見つけることができるだろう。

食べ放題の価格はきわめて安く、500円前後。MKやCOCAでタイスキを食べたら飲み物を含めないで1500円くらいになるのでずいぶん安い。何しろ食べ放題なのだ。屋外の空き地に机と椅子を並べている程度の施設だし、セルフサービスで人件費がかからないので安くできるのだろう。写真はチェンマイのエアポートプラザの近くにある焼肉食べ放題である。

ハーブ玉(3)

材料が揃ったらそれをハーブ玉にするのだが、ハーブ玉にはドライハーブを使ったものと生のハーブを使ったものの二種類がある。乾燥したハーブを使う場合は、細かく切断したハーブを乾燥させたもの(あるいは乾燥したハーブを細かく切断したもの)を使用する。この場合はハーブと樟脳を混ぜて布で包めば出来上がりである。乾燥したハーブは蒸気によって成分が抽出されて布の表面に出てくるのでこれでいいのである。

これが安く売っているハーブ玉である。ドライハーブを使っているので保存期間も長く、また輸入する際の検疫も簡単だ。そして何より安い。タイでは100円~200円程度で売られている。

ところが、生のハーブを使ったハーブ玉はそう簡単ではない。それについては次回以降で説明する。

ハーブ玉(2)

これがハーブ玉の材料である。うこん、レモングラス、みかんの皮、タマリンド、しょうが、等々のタイのハーブ(雑草にしか見えないが・・)

そして、樟脳(ショウノウ)。防虫剤っぽい白い粉体だ。ハーブ玉を(蚊に刺されて)痒いところに押し当てられたときの気持ちよさはこの樟脳の作用によるものではないかと考えられる。もちろんハーブ自体の成分も効いているはずなのだが、ハーブ玉の気持ちよさのかなりの部分を樟脳と熱が担っているのではないか。

話がそれたが、ハーブ玉はそれらをまぜて作られる。樟脳の量は適量というのがあるが、ハーブの混合比はそれほど厳密ではない。その辺りが大らかなタイ人らしい。

ハーブ玉(1)

ハーブ玉というものがある。英語ではハーバル・ボールである。
タイ語ではサムンプライと言う。

タイマッサージのオプションとして使用され、実際に受けてみるとわかるが大変に気持ちがいい。ハーブ玉について、どうやって作られるか、どんな種類があるか、値段はいくらくらいか等について何回かに分けて解説しようと思う。

写真はChaophaya Abhaibhubejhr Hospitalのハーブ玉。最高級品でありながらリーゾナブルな値段で販売されている。残念ながら日本では入手困難なものである

バタフライ

タイマッサージの手掌圧にはいくつもの種類がある。片手で押す、両手を重ねて押す、両手で交互に押す、等々。

その中でバタフライという押し方がある。両手を手首のところでくっつけて蝶のような形を作り、太腿を両手で包み込むようにして体重を垂直にかけていく押し方だ。

まあ、何ということもない押し方なのだが、これが好評である。
ロミロミをやっている方が、ロミロミの施術にこれを取り入れてやってみたところ大変評判が良かったという。

毎日当たり前だと思っているピシットスタイルの個々の手技は、実はかなり練り上げられた高度なテクニック(簡単なのだが・・)だということを改めて思い知らされた出来事であった

ピシットスタイルは気持ちいい?

今では受講生も40名近くになり、手技療法を仕事にしている方、ヨガインストラクターの方など、受講している方は多種多様だ。

ロミロミの方もいらっしゃる。その方は言う。

「仲間で色々なところでタイマッサージを受けている人がいて、その人にここで習った(ピシットスタイル)タイマッサージをやってあげた。私はまだまだ未熟だと思うのだけど、「他で受けたタイマッサージと全然違う。とても気持ちが良くてホントに眠ってしまう!」と大変喜んでもらえた。ピシットスタイルって他と違うんでしょうかねえ?」

そう、違うのだ。私もタイで、ラオスで、中国で、多種多様なマッサージを受けてきたがワットポースタイル、チェンマイスタイルを経て、ピシットスタイルが最高だという結論に達し、今ここで教室を開いている。そのピシットスタイルの素晴らしさが徐々に知られるようになってきているのは大変喜ばしいことだ。より多くの人が受講し、セラピストとして多くの人にピシットスタイルタイマッサージを施術するようになるよう、今後も頑張って行きたい

大江戸温泉物語

大江戸温泉物語、お台場にある巨大スーパー銭湯である。温泉だけでなく、江戸情緒溢れる各種アミューズメントが用意されていて、とても楽しく、イギリスからのお客さんを連れて行ったら大変喜んでいた。

東京にいる人ならそんなことは説明しないでも知っている。その大江戸温泉物語で最近タイマッサージのサービスが始まった。そこで採用いただいたのが当スクールの40種類のストレッチである。

当スクールに学びに来ていただいた鍼灸のプロの先生がおっしゃっていた。「ここのストレッチと、基本的なヌアボーラン(タイマッサージ)を組み合わせてサービスを始めたが、とても気持ちいいと好評」とのことである。

先日、当スクールの卒業生がプライベートサロンでピシットスタイルタイマッサージサービスを始めることになったが、大江戸温泉物語という私も大好き、東京の人なら知らぬものはいないという立派な施設でピシットスタイルをやってくださると言うのはとても嬉しいことである。

感謝