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今はまっている食べ物がある。冷凍食品のナポリタンスパゲッティだ。パスタについてはアルデンテ信仰というのがあって、ディ・チェコの乾麺をアルデンテで茹でて、パスタソースをかける、あるいは和えて作るものだと思っていた。さすがにパスタソースを作るのは大変なのでレトルト食品を使う。
ある日、冷凍食品のパスタが特売だったので食べてみた。すると、侮れないうまさである。生めんシリーズの麺はもっちりとしていて、ある意味乾麺よりうまい。カルボナーラとかペペロンチーニ、タラコのようなジャンルだとアルデンテということが大事なので乾麺から作るほうがうまいだろう。しかしナポリタンというのは芯が抜けているくらいのほうがナポリタンらしかったりする。なので、冷凍食品でも十分うまい。粉チーズをたくさんかけると中毒になるくらいうまい。しかも大盛360gで175円という安さである。レトルトのパスタソースだけでも200円くらいするのに麺も調理もついていてこの値段と言うのは破壊的商品と言っていい。冷凍讃岐うどん出現よりも業界的なインパクトは大きいかもしれない。

タイマッサージと全く関係ない話だったが、テクノロジーの進歩はすごいこと、破壊的なテクノロジーが業界地図を一変させる一例と考えることもできる。現在のマッサージチェアは人間がやる上手なマッサージと比べることもできないほどレベルが低いものだが、将来はどうなるかわからない。今話題の、人工知能で熟練の技を学び、カスタマーの好みを学び、深い医学的な知識も加え、指や手よりもすごいパーツを開発できれば人間のマッサージは要らなくなるかもしれない。いや、確実にそういう日は来るだろう。仕事がら、まだそういう時代ではない、今の時代でよかったと思う。