ビールに氷を入れて飲む、タイでは当たり前の光景だ。私もそうする。ビヤチャンのようなタイの代表的なビールは氷を入れることで薄まることを前提にアルコール濃度や味が濃い目に作られているらしい。だから氷を入れてもそれほど違和感はない。私がよく飲むのはハイネッケンなのだが、ハイネッケンにも氷を入れることは多い。ぬるいよりは冷たい方がうまいからだ。しかし、ハイネッケンのようなピュアモルトな味わい深いビールはできればそのまま飲みたい。そのまま飲むときはセブンイレブンで買うといい。非常に冷えている。

さて日本。ビールは冷やし過ぎると味がわからなくなるので、5、6℃くらいがいいと言われている。それも一理あるが、暑い夏はキンキンに冷えたビールを飲みたい。なのでやはり氷を入れる。しかし、そんなことをしたらエビスビールが勿体ない。ふと思いついて、冷蔵庫の微凍結室に入れてみた。すぐ出せばよく冷えていいのではないか、しかし、出すのを忘れてずいぶん時間が経ってしまった。飲んでみると凍っていない。冷たくてうまい。アルコールはひょっとして凍らないのか? 一日入れてみたがはやり凍らない。最近の冷蔵庫についている微凍結室は-1℃くらいなのだがビールは-3℃くらいにならないと凍らないらしい。出してすぐは-1℃のビールだ。しばらく時間がたってもそれほどぬるくならないので最後までおいしく飲める。微凍結室のいい使い道を発見してしまったようだ。