最近、店の電話に086から始まる長い電話番号から電話がかかってくる。出ると、無言だったり、こんにちわー、とか一言だけだったりして、しばらくしたら切れる。それほど頻繁ではないが、週1回はかかってくる。これは何なのだろうと思ってネットで調べてみたら、

その目的は私が想像もしていないことだった。ナンバーディスプレイには086と表示されるが、それは+86という中国の国際識別番号で、その電話番号に折り返し電話をすると中国への国際通話となる。そして、それは単なる通話ではなく、有料ダイヤルになっていて、後日数十秒間しか繋いでいないのに数万円の請求が来る、という詐欺電話らしい。

もちろん、折り返し電話などしないが、煩わしいので着信拒否しようとしたのだが、確認したところ、086から先の番号は毎回違うので、拒否リストに載せることができない。「086から始まる電話番号は拒否」とか、そういう設定ができるようになってほしいものだ。

しかしまあ、この手の詐欺も、オレオレ詐欺も、計画的な凶悪犯罪もそうだが、それだけの計画性や企画力、組織力、行動力があれば合法的な商売でも十分儲けられると思うのだが、それだけの能力があっても非合法な手段がやめられないというのは不思議だ。けちけち生活に異様な才能を発揮して驚くような少ない生活費で生活している人をテレビで見たときその才能を事業や仕事で発揮して金儲けをする方がいいのに、と思ったことがあるが、世の中には能力や才能はありながら、使う方向を間違っている人がいるのか、そのような性癖を持っている人がいるのか、今年も多くの悲しい出来事や不幸からやはり逃れられないまま、一年が終わろうとしている