このところスーパーに行くと枝豆を大量に売っているのを見かける。しかも安い。私の記憶だと東京では一袋398円くらいだったと思うが198円とかで売っている。どのスーパーでも安い。これはひょっとして、居酒屋に行く人が急減して、本来居酒屋でサラリーマンがお通しで食べていた枝豆が売れずにスーパーに流れているのではないだろうか。枝豆は鮮度が落ちるのが早いので余った分は安くしてでもさっさと売らなければならない。
新しい生活様式というのがある。飲みに行くな、出かけるな、人に会うな、というようなものなのだがコロナに打ち勝つまでこれで頑張りましょう、ではなく、これからはずっとこれで行きましょう、という趣旨である。堪忍してほしい、これでは居酒屋に行くサラリーマンもいなくなるし、旅行する人も激減する。枝豆も売れなくなるだろう。この中に困ったことに「ヨガはオンラインでやりましょう」というのがある。誰がその文言を入れたのか? ヨガは密集してやるものでもないし、お互い会話などしない。換気をして先生がマスクをして広いところでやれば濃厚接触者など生まれない。そういうことを考慮せずに、何でも自粛するのが善のようなことを言うから経済がおかしくなるし、GOTOキャンペーンが批判されるのだ。
7割経済という言葉ができた。今後は自粛によって売り上げが7割になることを前提に商売をしてください、という趣旨だが、売り上げが7割になっても平気な事業者はほとんどいないだろう。損益分岐点はそんなところにはない。居酒屋にしても、飛行機にしても、ヨガにしても、密を避けるために人数制限をしたらその分、客単価を上げないと持たない。しかし客単価を上げるとお客さんはもっと来なくなる。そうすると結果的に弱いところから倒産していく。それはまずいだろうということで、7割経済という言葉も最近は聞かなくなった。
6月初めごろ、コロナは消えてしまったのか、というブログを書いたがその頃が底だった。新たな波は新宿が起源の変異種らしい。研究者によると、この波のピークは7月9日で既にピークは過ぎているらしい。その二週間後に感染者数のピークが来るとすれば7月23日の東京360人というのがピークということになり理論と一致する。そうすると今後夏にかけてもう一度終息に向かうのではないか。減る理由としては我々の認識が徐々に正確になってきたことがあるだろう。当初は空気感染しないので、マスクより手洗い、うがいをすれば大丈夫と言われていた。WHOがそう宣言したものだからアメリカで感染爆発が起こったようなものだ。しかし昨今では、ものを介した感染より声を出したときの空気感染がほとんどだということで(学者は空気感染しないと言った手前、エアロゾル感染とか言ってるが)、感染者がマスクをして換気をよくすることでかなり予防できるという認識に変わっている。毎日毎日違う人が来店して酒を飲むのでマスクもできず、短時間でいっぱいおしゃべりすることが仕事の夜のクラブは感染予防は無理なので徹底的に検査をして感染者を隔離すればいい。身内だけで飲みに行ったり旅行をするのはその範囲から感染者が拡がらないので問題なし。ヨガも三密を避けて行えば問題はない。楽観的に考えればこういう意識を持てば新しい生活様式などしなくてもコロナは終息するはずだ。そして、今後の見通しだが、来年早々にワクチン接種が始まり、打ちたい人全員に行きわたればもうマスクや消毒など不要になるだろう。だって移らないのだから。ワクチン接種がいやな人は打たなくてもいいがその人が感染しようが死のうがそれはその人の選択だ。そういう人が感染して来店しても別にいい。マスクも消毒も要らない。一緒に密になって騒ごう。だって移らないのだから。
そうなればこれまでの抑圧から解放され消費は爆発するだろう。オリンピック前に株価は最高値になる、それも空前の規模で。ヨガのお客さんも戻ってくる。海外旅行もできる。その日が来るまで頑張るしかない。
以下のグラフは東京都が発表している感染者数推移