タイ料理ではずせないのはカオマンガイである。これも料理というほど凝ったものではないが、日本でチェーン展開するならこれだろうと私は密かに目をつけている。
それほどに日本人にとって食べやすい。蒸した(茹でた?)鶏肉を鶏の出汁で炊き上げたご飯に乗っけただけのシンプルな料理である。鶏のスープと鶏レバーが一緒についてくるのが本物のカオマンガイである。
ちゃんとした店舗を構えた専門店もある。確かプラトゥナムだったと思うが、日本人にもピンクの制服の店として有名な大きな店がある。ここのは本当にうまかったが、別にここでなくても屋台でも、デパートのフードコートでもカオマンガイは食べられる。カオマンガイの屋台は、カオマンガイだけしか置いていないが、揚げた鶏を乗せるカオマンガイも置いてあることが多い。これもまたビールに良く合う。
非常に淡白で飽きの来ない味。辛くて味の濃いタイ料理に飽きた頃に食べたくなるのがカオマンガイである。
“