最近また体重が増えてきた。3年にもなるコロナのストレスか、家で食う量、そして飲む量も増えている。このあたりで体重増加を止めないと色々とよくないし、以前の人間ドックで警告されている脂肪肝も心配だ。そこで乗るのを嫌がっていた体重計に乗ってみると、やばい・・・
その数値に驚き、ダイエットをすることを決意した。そして、同時に断酒も決意した。その決意を最後までやり遂げるために人間ドックの予約もした。予約が取れたのが35日後なので5週間、できるだけ体重を落とし、肝臓を正常状態に持っていく。
基本、カロリー制限なので、一日に食べるご飯の量を減らし、お菓子やアイス、インスタントラーメンはできるだけ我慢する。空腹は種々の野菜で満たす。ブロッコリー、キャベツ、オクラ、もやし、ほうれん草、きゅうり、茄子、玉ねぎなど。コンソメ野菜スープにカレールー一つを入れるとうまい。タンパク質、カルシウムも必要なので肉、魚、乳製品もちゃんと取る。玄米にしようと思って色々見ていたらロウカット玄米、発芽玄米をいうのを見つけた。最近はこんな米が出ているのかと驚いた。毎週のフィットネスに加えて週一回はどこかに出かけて何時間かウォーキングもする。
こんな感じで取り組んでいるが、意外にできている。酒を飲まないと食欲が沸き起らないし、酔っていなければダイエットの意志の力が勝つ。氷水をたくさん飲めばビールの代わりになるので断酒もそんなにつらくない。70kgを超えていた体重は順調に減ってきたがペースとしては一週間で1kgくらいが限界だ。減るにしたがって体の反応か、体重があまり減らなくなってくる。今日で33日目で、4.5kg減った。目標の半分くらいだが、節目の人間ドックが終わればいったんダイエットを緩めてうまいものを食い、酒を飲むつもりだ。すると不思議なもので酒が飲みたくなってきた。外出先でトイレに行きたくなった時、我慢できていてもトイレの扉が近づくにつれて我慢の限界になり、トイレに駆け込んだときにあと一秒遅れていたら大変なことに・・・、というのがあるが、それに似ていて、あと5日、あと4日、あと3日と近づくにつれて飲みたい気持ちが高まってくる。一か月間飲めないとなると諦めの気持ちか、欲求はなくなるが、もうすぐ飲めるとなると我慢できなくなってくる。期待させない、期待させる、このスイッチは人間の行動原理に大きな影響を与えるので人の気持ちのコントロールや商売にも応用できるだろうと思った。諦めている人はそれなりに幸せだが、手に入るべきものが手に入らないと思っている人は苦しく、不幸になる。しかし満たされない焦燥感が頑張るパワーになるので、人生を生き抜くのにどちらの状態がいいかは微妙で、状況に応じて自分でそのスイッチを切り替えられる人が一番優れているのだろう。
ところで、ダイエットの空腹を満たすため普段はあまり食べないリンゴを買ったりするのだが、青リンゴを食べてそのうまさにびっくりした。トキという品種で甘くて酸味があまりなく、触感も柔らかい。私が好きな二十世紀梨のようだ。リンゴは酸っぱいのであまり食べてこなかったがあまりのうまさに病みつきになり、たくさん買ってきて毎日食べている。人間ドックの結果が楽しみだ。