タイマッサージの資格

DSC_4444ときどき、「そちらでタイ政府認定の資格は取れますか?」というお問い合わせをいただく。
最近、「タイ政府認定資格が取得できます」とうたっているスクールが多くなってきたのが理由だと思われるが、実際のところ、タイ政府認定資格というのは数年にわたるカリキュラムを修了し、難しい試験に合格しないと取ることはできない。しかも、タイ国籍を持つタイ人でなければ取れない。タイ政府認定の資格には二種類ある。タイ伝統医療ドクターと、タイマッサージ国家資格である。タイ伝統医療ドクターについては私の先生の一人であるチェンマイのワンディ先生も取得しているし、ワットポーの何人かの先生も取得しているのでタイマッサージスクールの先生の中では比較的メジャーな資格である。国家資格の方はさらに敷居が高く、お金も学歴もある、医者を目指すような人しか取っていないような気がする。ちなみにピシット先生は資格を与える側の人であった。

ではタイ政府認定資格を宣伝文句にしているスクールは嘘をついているのかというと、そうとも言えない。まずはタイ文部省およびタイ厚生省が認定した「ちゃんとした」学校のカリキュラムを修了した、という修了証=ディプロマの意味はある。また、「タイ政府認定資格」ということについては、その意味をちゃんと説明すると、「タイ文部省が営業許可を与えたタイマッサージスクールの一つである○○○で、上級コースを受けるための資格」である。日本で基礎コースを受講した後に、タイの本校で上級コースを受けるためには必要な資格であるから、資格と言えないことはないが、資格自体がタイ政府認定なのではなく、その資格が意味を持つスクールの母体がタイ政府の認定を受けているいうことなので誤解のないようにしたい。そしてその資格はタイ政府認定校で共通に効力を持つわけではなく、例えばITMの場合は、ITM系列のスクールでしか意味を持たないが、将来にわたりそのスクールでキャリアを伸ばしていきたいのであれば「資格」にこだわるのも一理ある。(一時期、タイ人がタイでタイマッサージの仕事をするためには文部省認定校の修了証が必須になる、という噂があったが、今日現在、そのようなことは行われていないようだ)

まあ、そういう一定の意味はあるが、タイで「私は日本でタイ政府認定資格を一週間で取った」などと言うと笑われるし、日本のサロンの就職面談で「タイ政府認定証」を見せても何の効力もないことは知っておいた方がいいだろう。

余談になるが、バンコクのピシットタイマッサージスクール本校には立派なプロジェクタとスクリーンがあるが使っているのを一度も見たことがない。「なぜプロジェクタを買ったのですか?」と聞いたところ「タイ文部省の認可を得るためには必要だったからだ」という答えであった。タイでスクールを開業するためにはタイ伝統医療ドクターが在籍しているとか、プロジェクタを保有しているとか、いくつかの要件が必要なのだ。逆に言えば、そういう要件を満たしていれば「タイ文部省認定」が取れるという仕組みなので、「タイ文部省認定」だからといって、教えている先生が優れているとかカリキュラムや受講環境が優れている、とは限らないことも知っておいた方がいいかもしれない。

タイマッサージの姿勢

imgd46cdfb1cdc5844eea4adタイマッサージは姿勢が大切だ。

常に背筋を伸ばし、上半身の力が抜けていなければならない。それにはいくつかの意味がある。施術者の体を守るという観点からは、腰に負担をかけない、肩凝りを防ぐ、という意味がある。猫背で行うと釣竿で魚を持ち上げるように、背筋で頭蓋骨の重さを支えなけばならず長時間にわたって腰に異常な負担がかかりあっという間に腰痛になる。また、猫背だと体重がうまく乗らないため腕力で圧を高めようとして肩に負担がかかり肩凝りになる。

腕力で押すことは相手に対しても良くない。腕や肩の筋肉の緊張(細かい振動)が相手の体に伝わるし、圧力の上昇曲線が不連続になってスムーズな圧にならない。そして何より、圧力が絶対的に不足するのが問題となる。

自分の体に負担をかけ、筋力を最大限に使っているのになぜ指圧が足りなくなってしまうのか?

それはスポーツで考えれば理解できる。野球、ゴルフやテニスをしたことがあればわかるだろう。腕力で打っても球は飛ばない。腰を入れて上半身の力を抜いてスイングしたら、何の力も入れていないのに球は気持ちよく飛んでいく。正しいフォームで行えば力は要らない。ゴルフ初心者は肩の力を抜くことから教えられるはずだ。
指圧ということで考えれば、ボクシングや相撲の方が近いかもしれない。どちらも腰から前にどんと出していかなければいけない。腰が引けた、へっぴり腰では猫パンチになってしまう。指圧も全く同じで、猫背で腰が引けていると圧が入らない。

「背筋を伸ばし、肩の力を抜き、腕を真っ直ぐにして、丹田(腰)を寄せていきなさい、そうすれば、あなたのエネルギーが腹から肩を伝って自然に落ちていく」というタイマッサージの教えは、神秘でも何でもなく、スポーツの基本と同じことなのだ。

そう考えると、タイマッサージもスポーツである。体の使い方がうまい人は自分は疲れないのに綺麗な圧を入れることができる。スポーツに取り組むのと同じように、適切なトレーニングを行い、正しいフォームを練習することが大切だ。スポーツなら負けるという形で自分の未熟さを自覚できるが、タイマッサージはほとんどの場合、お客さんが「とても気持ちよかった」と言ってくれるため、施術者はできているつもりになってしまい易い。しかし、ゴルフのスイングを極めたと思っているゴルファーは存在しないのと同様、タイマッサージの指圧も非常に奥が深いものであることは知っておいた方がいい

プッサパータイ式マッサージ専門学校

なんと、去年末に閉校してしまったらしい・・・

9_1とても残念だ。私がタイマッサージを始めた16年くらい前は、日本人向けのスクールというのは今のようにたくさんはなく、その中でも、しっかりしたカリキュラムと優秀な先生により日本人に大人気だった。タイにある日本人向けのスクールの先駆け的な存在であり、日本で日本人がタイマッサージを仕事にする、ということを成立させた貢献度は計り知れない。
もう一つ私にとって思い入れがある理由は、プッサパー設立には私の先生であるピシット先生がいろいろと尽力したということだ。プッサパーの最初の先生のワチャラ先生はピシット先生の弟子だったし、二代目のソムチャイ先生もピシット先生が中心になって推進したタイマッサージ復興プロジェクト出身である。プッサパーは日本人が習える学校としては貴重な、ピシット式=タイ厚生省式のスクールだったのだ。

そういうタイマッサージの正統的な流れを日本人の経営者がタイという異国の地で、日本人向けの学校という形にし、順調に運営してこられたということは本当にすごいことだと思う。

プッサパーはなくなってしまったが、プッサパーの人気講師だったソムチャイ先生は今、コランセラピストスクールで活躍中だ。

本場のタイマッサージは痛い?

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タイマッサージサロンによく行く人が言うことに、

「タイ人は強く、痛いくらいにやる」

ということがある。日本にあるタイマッサージサロンは、日本人セラピストがメインなところとタイ人セラピストがメインのところがあるが、日本人にやってもらうときは寝てしまう、タイ人にしてもらうときは痛くて寝るどころではない、らしい。

タイマッサージはタイが本場だから、タイ人がやる痛いタイマッサージが本物のタイマッサージなのか? そういう疑問がある。

では、タイで受けたらどうかというと、やはり、痛い人と、気持ちがいい人がいる。痛い人は大きく分けて、技術または性格が雑なために痛い人と、的確なポイントを強烈に押す人の2種類がある。

前者は論外として、後者の痛いマッサージこそが本物のタイマッサージなのか?

このことについて、ピシット先生に聞いてみたことがある。その答は明快だった。

「同じポイントでも、治療を目的としたときは押し方を変えて、強く押す。リラクゼーションを目的とした場合は、意図的に痛さを感じさせない程度に押す。」

タイマッサージは大きく分けて、全身のエネルギーラインを整えるリラクゼーションマッサージと、膝や腰、肩や指のような特定の場所が痛かったり動かなかったりする場合に行う治療マッサージがある。治療マッサージは悲鳴が上がる程痛い。しかし、これを健康な人が受けてもストレスになるだけで大した意味はない。健康な人に対しては「痛くない」リラクゼーションマッサージをすべきである。というのがピシット先生の説明だった。

タイ厚生省が主催する400時間や800時間のセミナーには当然、治療マッサージのやり方も含まれる。セミナーを直接受講した人はどういう時に強押しをやるべきかよく理解しているはずだが、それがお店で新人セラピストに二次的、三次的に伝えられる過程で、「痛いくらいにやらないとだめ」ということが間違った形で伝わってしまっているのではないかと思われる。

痛いくらいに押すのは、特定の関節の痛みを軽減するという明確な目的の下、的確な施術ポイントを正しい押し方で押す場合に留めておくべきであろう

RSMインターナショナルスクールチェンマイ

RSM International Massage Academy & Treatment Facility
rsm
既にタイマッサージを習得しているけど、解剖学的な知識がなくて施術に自信が持てない、という方に絶対的にお勧めのスクールです。マッサージに必要な解剖学の知識を短期間にこれだけ高いレベルでしっかり学べるスクールは他にはありません。しかも受講料が目を疑うほど安く、もうこれは受けなければ損、というレベルです。池田先生がこのスクールをやめてしまったら別の選択肢はなくなりますので解剖学を学びたい方は今のうちに受けておきましょう。単なる座学ではなく、筋肉の形やトリガーポイントを触診し、治療方法も学べるのでレッスンはセラピストにとって極めて実用的です。

チェンマイの学校で、特に日本人向けというわけでもないのに、日本人教師が主宰しているという珍しいスクールです。校長の池田氏は、「解剖学の知識に基づいてタイマッサージを理解する」という特徴あるレッスンを行っています。こういうレッスンはタイ人にはできないもので、医学系の勉強を修了した日本人ならではのレッスンと言えるでしょう。

ヨガもそうですが、欧米人は何でも理論的に理解しないと気が済まないようで、そういうニーズに応えられる本スクールは、欧米人に人気があります。ヨガもアメリカに渡り、フィットネスとして進化しました。本スクールは外国人によってタイマッサージが再構築されている一例と見ることもできます。

欧米人が受講している場合、レッスンは基本的に英語ですが、日本人の方には日本語で補足説明してもらえますので英語についてはそれほど心配しなくてもいいでしょう。
私が知っているスクールの中ではすべての方にお勧めナンバーワンのスクールです。

ピシットタイマッサージトレーニングスクール

施術者、教師としてはタイマッサージ界で最も有名で、現在のタイマッサージ産業にも計り知れない貢献をしている、ピシット氏のスクールです。

タイ文部省、タイ厚生省の認定校であることはもちろんですが、他のスクールや先生の認定に深く関わっているバンコクで最も権威のあるスクールの一つです。

これだけ有名な先生でありながら、WEBサイトもなく、宣伝も全く行わないため、生徒数はかなり少なく、マンツーマンに近い形でレッスンを受けられるのが魅力です。4
お人柄も大変優しく、陽気で気さく、この人があの有名な大先生なのかと信じられない感じですが、公の場でのスピーチや指導は王様のように堂々としたもので、そのギャップにびっくりします。

お忙しい方なので、ピシット先生から直接指導してもらえるのは、1週間のうち2、3日になります。ピシット先生が不在のときは副講師のパーニー先生がレッスンを担当します。また最近は、基礎コースの場合は、ピシット先生がいらしてもパーニー先生が担当することが多いようです。

ピシット先生は「もっと強く」「痛い」といった日本語や、極めて簡単な英語は話しますが、基本的にはこちらが簡単なタイ語を覚えておく必要があります。ただ、アシスタントの方や他の生徒の方が英語に通訳してくれますので、旅行で不自由ない程度に英語ができれば、何とかなるとは思います。

バンコクのピシットタイマッサージスクール(本校)は閉鎖中で、今のところ再開する予定はありません。

タイマッサージの心(2)

img38c824e65bdac31c8a99a前回タイマッサージを行う10の心得について書いたが、それは、お客様に対するマナー、あるいは、向上心を保つための心得であると解釈された方も多くいらっしゃったかと思う。もちろん、それはそれで正しいのだが、タイマッサージマスター達が「心」の重要性を語る理由は実は非常に技術的なことである。

人間の体というのは掌に対する感受性が異常に高い。手を握ってドキドキするだけでなく、握手は重要なコミュニケーション手段である。相手の手が自分の体に接するといろいろな情報が伝わってくる。タイマッサージマスター達はそれを「気」と簡潔に表現する。いい気を出すためにはいい心がなければいけない。だから心が大事なのだ、と言う。

これまでに数え切れないほどの多くの方からタイマッサージをしてもらったが、明らかにいい気を出している人と、いやな気を出している人がいる。いい気を出している人は、心優しく、まじめで、いつも微笑んでいて気配り上手な人が多く、悪い気の人は、時間や約束を守らず、それを悪いとも思わないような人が多い。悪い気というと何やら神秘的だが、技術的に解説すると、丹田への重心の座りが悪いとか、気が散っていたり緊張していたりして掌まで熱が伝わらず冷たかったり、変に汗ばんでいたりする。そして不連続でテンションに満ちたノイジーな圧を相手に与えながら、それが相手に不快感を与えるだろうということに思いが及ばないような感じが伝わってくる。体は不快感と恐怖で硬直しリラックスどころではない。いい気は逆に、圧が滑らかでゆったりしていて角がない、そのため安心感が抜群で身を委ねているうちに寝てしまうような感覚だ。身も心も緩んでいくことは言うまでもない。

その違いが前回の十か条を守っているかどうかで現れるのだと思う。ピシェット道場では、ピシェット師が毎朝「エゴをなくす」ことの重要性について説法を行い、ノーテンション、センシングという技術的なことに入る前に、仏への帰依による徹底的な心の修練に取り組んでいるが、それは技術的にも根拠のあることなのだ。仏教徒になったり、ヨガや禅に取り組むことは心の平安を得るための早道だと思うが、それだけがその方法ではないので、人それぞれ、自分に合った方法で健やかな心を育てたいものである

タイマッサージの心(1)

img3eff09b0b3b7ee0cd45dbタイマッサージの世界には守るべき心構えというものがある。

1.被施術者に対して慈悲の心を持ち、被施術者の見かけで応対を変えたりしない。
2.偉そうにすることなく、謙虚な心を持つ。間違っても、「治してやる!」というようなおごり高ぶった心は持たないこと。
3.被施術者の気配りに甘えて怠けたりしないこと。
4.絶えず細かい気配りをしなさい。
5.相手の幸せだけを考え、私利私欲をなくす。
6.自己の知識を見せびらかして、被施術者が信じてしまうような自慢をしない。
7.怠けない。手を抜かない。
8.公正公平にすること。えこひいきをしない。
9.運・不運、名誉・不名誉、賞賛・中傷、幸福・不幸、前進・後退等々を恐れず、すべてのものは自分の中に備わっていると信じて一心に施術にはげむこと。
10.邪心を持たないこと

当たり前のことと思うかもしれない。しかし人間とは弱いもので、仕事をしていると、ついつい自分のエゴが出てきてしまうものだ。経験を積み、一生懸命勉強をして、自分の技術に自信がついてきた頃が一番危ない。そこで謙虚で優しい心を持ち続けることができるかどうかが、本当のタイマッサージの施術者になれるかどうかの分かれ目といえるかもしれない。
ピシット先生、ワンディ先生、その他どの有名な先生も、「最も重要なことは心だ」と口を揃える。心がなければ、いくら技術レベルが高くても、いくら経験を積んでいても、それはタイマッサージとは言えない。

旧友

先日、中学3年の時の友達、そして、クラスの担任の先生と集まった。大学の時の友達というのは社会人になってからも毎年のように会ったりするが、中学の友達というのは疎遠になる。このメンバーも10年以上会っていないような気がするし、何年会っていないのかも忘れた。先生に至っては、中学卒業以来初めてである。
私の出身学校である東海学園中学は今や名古屋トップクラスの進学校らしい。没落した私の出身高校の都立青山高校とは対照的だ。

まあそんなことはどうでもいい。飲み進むうちにどきっとしたのは先生の口から出た望月という名前である。西村先生にとって望月は特別思い入れがあった生徒らしく、望月が・・・、望月は・・・、と何度か話題になった。望月はテニス部のエースで、高校時代はインターハイ等でかなり活躍したらしい。そして、私が中学1年、2年の時の親友だった。中学3年になり、私はテニスはあまり上手にならず、それほどやる気があったわけでもなかったのでテニス部を辞めた。それ以来、望月とはあまり一緒に遊ばなくなり、その後、私は東京に引っ越すことになったので完全に疎遠になった。

「親友」というのはなかなか思い入れのあるもので、中1中2の時の望月、中3の祖父江、高1の工藤、高2の島谷、ありありと思い出せる。今思えば、子供の頃の親友というのは恋愛をする前の段階での、性別の無い恋愛みたいなものなのかもしれない。
疎遠になった親友というのは、今でもちょくちょく思い出すもので、今どうしているのかなあ、このまま疎遠のまま一生を終えてもいいのかなあ、またより(?)を戻したいなあ、などと考える。西村先生から望月の名を聞いたとき、私は、今このタイミングで思い切って連絡してみようと思った。

翌日、中学時代の名簿を探して、その当時の電話番号を見つけた。その電話番号が通じるとも思えないが、ご両親は同じところに住んでいるかもしれないし、だめもとで掛けてみた。電話に出たのは驚いたことに望月のお母さんであった。驚いたのはそれだけではない、望月と、望月の家の別荘に遊びに行ったとき私が宿題を手伝ったこととか、細かいことまでよく覚えていてくれてすぐに私が誰かわかってくれて、もちろん望月の電話番号も教えてくれた。次に驚いたのは、現在望月が住んでいるのが私の住所のすぐ近くであったことだ。

今日からまた、望月との親交が復活するかもしれない、そんなちょっとしたわくわくした気分で望月に電話をした。

私「望月? 元気?! おれ、岡田だよ、中学のテニス部の!」

望月「誰? 岡田? 誰?」

私「(一緒に遊んだ時の思い出をいろいろ語る)」

望月「・・・・。思い出せない。岡田? いたかなあ、別荘に行ったのも誰と行ったのか思い出せない。最近記憶力が悪くて。今は、銀行員をしている。とりあえず連絡先教えといて。」

話はここまでだ。結局最後まで私のことは思い出してくれなかった。もちろんその後連絡はとっていない。古い友達からの電話で、アムウェイとかネットワーク商法の勧誘とか思われるのもいやだ。
何か大事にしていた大切なものを失ったような気がした

タイの両替事情

タイでの日本円の両替だが、以前のブログにも書いたように空港でのレートは非常に悪くばかばかしい。銀行のレートもまちまちだ。
そして昨今では、銀行で両替することすらばかばかしくなってしまった。ではどこで両替するかというと、super richに代表される両替専門店だ。両替専門店は昔からあったし、パタヤにもたくさんある。しかしそれはは何となく怪しく、両替時のサービスもいまいちなのが普通だった。しかし、スーパーリッチは違う。銀行のような番号札があり、エアコンが聞いた待合室で順番を待ちながら快適に両替できる。店内も綺麗で、安心感があり、何よりレートがものすごくいい。出現したのは何年も前だと思うが、このところ急速に規模を拡大しているようだ。窓口だけの簡易店舗はASOK駅やNANA駅構内にもある。私が両替でよく使うのは滞在ホテルに近い、MRTフイクアン(ホイクアン?)駅の四つ角を東に数分歩いたところにある両替所。ここの両替率もよく、土日も含み夜20:30までやっているので使い勝手がいい。タイでの両替も様変わりしたものだが、タイに行くときにはこのことを覚えておくべきである。

現在の両替レートはこちら
タイバーツ満員御礼両替所